マトリックス
マトリックスは1999年当時画期的な映画として話題となりました。アクション、世界観すべてが斬新で、劇中にでてくるバレットアクションはだれもが聞いたことはあるでしょう。ここでは、マトリックスのあらすじや見どころなどを紹介します。
マトリックスあらすじ
天才プログラマーとして大手ソフトウェア会社に勤務するアンダーソンは一見平凡なサラリーマン。しかし裏の顔はコンピューター犯罪に手を染める天才ハッカーでした。ニックネーム「ネオ」としてネットの世界ではその名を広く知られていたのです。アンダーソンは、平穏な日々を送る中、眼は覚めているのに夢の中にいるような不思議な感覚にとらわれるようになります。そんな時に彼のもとに謎の女性トリニティーが現れます。アンダーソンはトリニティーに、ある人物にあってほしいといわれ、彼女の仲間モーフィアスのもとに向かいます。モーフィアスはこの世界は仮想現実であり、人間はシステムにより支配されていると言います。モーフィアスの説得に現実の世界で覚醒することを決意したアンダーソンは、人類をシステムの支配から解き放つ戦いに参加することになるのです。
マトリックス見どころ
マトリックスの見どころは今までにない撮影方法です。それは、「バレットタイム撮影方法」と呼ばれ現代では最も有名なスローモーション撮影方法といっても過言ではありません。この撮影方法は特殊撮影の1つで被写体の周りにカメラを何台も設置しアングルを動かした方向へ順番に撮影していくと、被写体の動きがスローモーションに見えるというものです。バレットアクションを使った方法で撮影された有名なシーンがエージェントの放った弾丸に対し上体をそらしてネオがかわすシーンです。マトリックスを見ていなくても、このシーンだけは知っているという人も多いかもしれません。バレットタイムを使った撮影シーンはネオとエージェントの戦いだけでなく、冒頭でトリニティーが警察官と戦うシーンがあります。バレットタイムを使うことで攻撃の迫力が通常の何倍にもなって伝わって来るでしょう。このバレットタイムが使われたシーンはどれも躍動感あふれ、興奮必死のシーンとなっています。ただ、バレットタイムには欠点があり、準備作業に非常に多くの労力を要します。そのため現場で柔軟な変更が難しいのです。このバレットタイムを効率よく撮影するために2作目以降では、俳優自身をコンピューターでスキャンして、データとして後からCG合成するという方法になっています。
まとめ
マトリックスでは今自分が住んでいる世界が仮想現実という1999年当時としては飛躍した世界観を世に送り出しました。仮想現実は現在VRという形で出現していますが、マトリックスのような完全な仮想現実世界との接続可能な技術も近い将来実現するかもしれません。