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コクヨがアナログ製品の魅力を伝えるARを実証実験

デジタルとアナログを融合した斬新なコンテンツ

コクヨが東京都港区のショールーム「THE CAMPUS」で文房具製品の魅力を伝える実証実験を行なっています。歩くと紙の質感を伝えたり、近付くと商品情報や動画のウィンドウを出したりなど、遊び心もあるコンテンツが魅力的です。

いくらIT化が進んでも、まだまだ文房具の需要は高く、必要なものも多いです。必要になったからとって買いに行ってもどんなものが使いやすいか、どんなものが魅力的なのかは、文房具に興味がない人にはなかなか伝わりません。

さまざまな角度から製品の魅力を伝えることにより、文房具に興味がない人でも思わず手に取りたくなるような製品紹介を実現しています。

文房具の魅力を伝えやすいコンテンツ

アナログの魅力が沢山つまった文房具ですが、その質感や使い心地は購入して使ってみるまで不明です。最新のAI機能を搭載したインテリジェントビジョンセンサーとデバイスの連動で、アナログ独特の質感、擬音などを伝える工夫がされています。

店内の床にはツルツル、ザラザラ、サラサラと書かれた質感の異なる紙が配置され、その上を歩くと対応した音が流れるようになっています。画面越しに店内の文房具を見ると、その文房具を使用したときの音が擬音で表示されるなど、商品を思わず手に取ってみたくなるような仕掛け、店内を探し回りたくなるような遊び心が隠されています。

自分にあった文房具をコーディネートできる

さらにこうした遊びごころだけではなく、商品紹介も入念に行なってくれるのが魅力的な機能です。気になる製品に近付くとウィンドウが起動され、製品情報や動画を表示してくれる、ARレコメンドサービスや、展示品のなかから自分にあった文房具をコーディネートすることによって、自分に必要な文房具を探しやすくなるコンテンツも公開されています。

実用的な文房具の魅力を知るだけではなく、その文房具について詳しく知り、自分には何が合っているのかを確認できるサービスです。一人で必要なものを買いに行くだけでは選ばなかった製品や、一人では見つけられなかった便利なアイテムも探しやすくなります。

デジタルコンテンツだからこそ見えるアナログの良さ

最新のAIや高度なAR技術を活用することによって、製品として出されているだけでは触れられないアナログ製品の魅力をさまざまな角度から見て、知ることができるのがこのショールームです。興味がない人には興味が出るよう遊びごころを、深く知りたい人にはより詳しい情報を提供できるようにしています。

IT化が進んでも必要とされる文房具、自分だけのお気に入りを探すために、こうしたAR技術を活用して宝探しをしても面白いのかもしれません。