メガネ・サングラスなどのARショッピングがスタート
SnapとAmazonが提携してARショッピングを始める
2022年11月にSnapはショッピングサイトのAmazonとの提携により、ARショッピングサービスを開始すると発表しました。
SnapはスマホアプリのSnapchatを運営する企業で、このアプリの中には「AR Shopping Lenses」という機能が実装されています。
AR Shopping Lensesを使うと、ユーザーはARを使ってアイテムをバーチャル上でいわば試着することができます。
こうすることによって、自分に合ったアイテムかどうかを視覚的に確認できます。
すでにたくさんの商品をSnapchat上で販売していて、実績も積み上げられていますが、この度のAmazonとの提携によってさらにこの流れが加速すると思われます。
今まではPUMAやAmerican Eagleなどのアパレルブランドや、MACなどの化粧品ブランドがAR Shopping Lensesを利用した販売をしていましたが、商品ラインナップが大きく増えることになります。
Amazonの商品情報と連動して検索できる
このAmazonとの提携による商品試着と販売は、とりあえずはアイウェア商品に限定されています。
サングラスなどのアイウェアは、自分の顔の雰囲気にフィットするかどうかは試着しないと分からないものですので、気軽にAR試着できるのは大きなメリットとなります。
すべてのアイウェアが対象となるわけではありませんが、AR試着ができるものについてはAmazonの商品情報と完全にリンクして検索ができます。
Amazonももともと3Dモデルの商品イメージを作り投稿していますので、それをSnapchatのAR機能に重ね合わせることで、リアルなAR試着が可能となったのです。
2021年の1年間で2億5,000万ものユーザーが、合計で50億回以上もAR Shopping Lenses機能を使って商品をチェックしていたとのことですので、AmazonにとってもSnapとの連携によってさらなる販売強化ができることになります。
シームレスなショッピングを可能にするサービス
Snapchatからは画面にあるボタンをタップすることで、Amazonアプリに移動できます。
そのまま商品検索をするだけでなく、商品価格の変更状況や品切れなどの細かな情報も完全リアルタイムで確認することができます。
もちろん、AR試着をして気に入った商品をその場で購入することもでき利便性が高いです。
まさにシームレスなショッピングを可能にするサービスと言えるでしょう。
ARショッピングというャンルはそれほど普及していないものの、こうした動きによってより気軽なものとして多くのユーザーに利用される可能性が出てきました。